“オープンクエスチョン”と“クローズドクエスチョン”

質問のしかたには、大きく分けて“オープンクエスチョン(開かれた質問)”と“クローズドクエスチョン(閉ざされた質問)”の2つがあります。

オープンクエスチョン

オープンクエスチョンは、相手がある程度自由に答えられる形の質問のしかたです。『○○についてどう思う?』や『△△について意見を聞かせて』など、相手の答えをあまり限定せずに話してもらえる質問なので、話も広がりやすいし、多くの情報を得られやすいので、相手の気持ちや考えを知りたい時に有効です。

・はい、いいえ、だけでは答えられない質問
・話を広げたり、相手の気持ちや考えを引き出すのに有効
・答える人が自由に話せる
・多くの情報が得られる

クローズドクエスチョン

クローズドクエスチョンは、相手の答えかたを限定するような質問のしかたです。『○○は好き?』『△△はいつ?』など、『はい』、『いいえ』や、『○月×日です』のように一言で答えられるような質問なので、端的で明確な答えを得たいときに有効です。一方で、相手の答えを限定する分、答えの情報量が減ってしまい、その答え以外の情報が得られにくいという特徴があります。

・はい、いいえ、で答えられる質問
・ものごとの結果をはっきりさせたい時に有効
・この質問ばかりでは、会話が途切れやすい
・得られる情報が限定される

会話では、必要に応じてこれらの質問を適切に使い分けることが重要です。人によってはオープンクエスチョンで質問された方が話しやすい場合もあれば、逆にクローズドクエスチョンで何を知りたいのかを明確に示してくれた方が答えやすい、という場合もあります。

自分が何を聞きたいかに加えて、どういう風に質問すれば相手は話しやすいか、を意識して、実際のコミュニケーション場面で2つの質問の使い分けを試してみましょう。

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